カナダ複合企業ボンバルディアの鉄道車両・設備部門ボンバルディア・トランスポーテーションは6月29日、ドイツの従業員8,500人のうち最大2,200人を2020年までに削減すると発表した。世界で計5,000人を整理する計画の一環で、削減対象には派遣社員700人が含まれる。ドイツの事業拠点はすべて維持するとしている。
ボンバルディアは01年、独自動車大手ダイムラー(当時ダイムラー・クライスラー)の鉄道車両子会社アドトランツを買収。鉄道車両・設備部門の本社をドイツに移管した。ボンバルディア・トランスポーテーションは独シーメンス、仏アルストムとともに世界3大メーカー(中国勢を除く)の一角をなしている。