米食品大手のマースは7日、ハンガリー南東部ボクロシュ工場の拡張に15億フォリント(約490万ユーロ)を投資すると発表した。新しい製造ラインを設置し、ペット用歯磨きガムを生産品目に加える。従業員も70人から900人前後へ大幅に増員する。
マースは1993年に現地生産を開始した。現在では年間15万トンのペットフードを世界25カ国へ輸出する。ブダペストの販売会社では100人超を雇用する。
マースは100年以上の歴史を誇る。社名でもあるチョコレートバー「マース」のほか、インスタントライスの「アンクルベンズ」、チューインガムの「オービット」、ドッグフードの「ペディグリー」、キャットフードの「ウィスカス」などのブランドで知られる。(1HUF=0.42JPY)