矢崎総業は12日、セルビアでワイヤーハーネスの量産を開始したと発表した。主要顧客は欧州のトラックメーカーで、今月から製品を供給する。
新工場は北西部マチュヴァ郡シャバツにあり、5月末時点で322人が働いている。矢崎では2019年末までに1,700人へ増員する予定だ。
生産事業の運営は現地の新会社「矢崎セルビア有限会社(Yazaki Serbia d.o.o.)が担当する。同社の資本金は1億2,000万ディナール(約1億2,000万円)で、ドイツの矢崎ワイヤリング・テクノロジーの100%子会社となる。
セルビア政府は昨年11月に矢崎の投資計画を明らかにした。当時の発表によると、工場建設費は2,510万ユーロに上る。(1RSD=1.08JPY)