自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)は7日、ナビゲーションソフトの開発を手がけるシンガポールのクアンタム・インベンションズを買収すると発表した。高度道路交通システム(ITS)分野のポートフォリオを拡充する考え。取引金額は明らかにしていない。
クアンタムのナビソフトでは事故や、利用状況に応じて変動する道路料金などの交通情報をリアルタイムで提供できるのが特徴。同社はシンガポールとマレーシア、インドネシアに事務所を計3カ所持つほか、インドに開発センターを置く。従業員数は約120人。
コンチネンタルはモビリティーサービス事業の売上高を2020年までに現在の5億ユーロ強から10億ユーロへと倍増させる目標を掲げている。