フィンランドの自動車受託生産メーカー、ヴァルメット・オートモーティブ (以下、ヴァルメット)は10日、同国のウーシカウプンキ工場が同日から、3交代制に移行したと発表した。同工場で受託生産するメルセデスベンツ車の販売好調を受けた措置。ウーシカウプンキ工場で3交代制を導入するのは初めて。大幅な増産により、同工場の2017年通期の生産台数は、過去最高に達すると見込んでいる。
ウーシカウプンキ工場では、メルセデスベンツのコンパクトカー「Aクラス」とSUV「GLC」を受託生産している。塗装施設(ペイントショップ)とGLC向けの車体製造施設(ボディショップ)ではすでに5月から3交代制を導入している。今回は組み立て工程全般を3交代制に移行した。現時点では、週5日の3交代制だが、8月からは週6日の3交代制に入る。
生産台数の拡大に伴い、従業員数も大幅に増えた。ウーシカウプンキ工場の従業員数は2017年1月時点の1,900人から、現在は3,500人に増えている。