EU新車販売、7月は2.1%増

欧州自動車工業会(ACEA)が14日発表したEU(マルタを除く27カ国)の6月の新車販売(登録)台数は前年同月比2.1%増の149万1,003台だった。上げ幅は前月の7.6%から鈍化したものの、2カ月連続で伸びた。1~6月期ベースでは821万921台となり、前年同期から4.7%増えた。(表参照)

主要市場の6月の販売はイタリアが12.8%、スペインが6.5%、フランスが1.6%の幅で伸びた。英国はEU離脱をめぐる先行き不安から4.8%減となり、前月に続いて低迷。ドイツは営業日が減った影響で3.5%減だった。

欧米の主要メーカーはフォード、BMW、オペルを除いて伸びた。最大手のフォルクスワーゲン(VW)は2.7%増。

日本勢はトヨタがハイブリッド車の販売が好調で、13.8%増と大きく伸びた。日産は5%増、スズキは14.6%増、三菱は9.2%増。一方、マツダは7.8%減、ホンダは12.8%減と振るわなかった。

EU27カ国にアイスランド、ノルウェー、スイスを加えた欧州30カ国ベースの同月の販売台数は前年同月比2.1%増の154万299台。上期では前年同期比4.6%増の846万1,467台となった。

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