中国企業のポーランドFDIが活発化

中国企業によるポーランドへの直接投資(FDI)が活発化している。ポーランド投資・貿易庁(PAIH)のクリストフ・センガー副長官によると、新たに7社が総額20億ズロチ(4億7,500万ユーロ)の投資プロジェクトを計画中。主に電子機器と自動車関連企業によるグリーンフィールド投資となるもようだ。

最近の中国企業によるFDIには、建設機械メーカー広西柳工機械のスタロヴァ・ロヴァ工場建設とクラシュニクにあるベアリング工場買収、LED照明メーカーの鴻博(Hongbo)によるオポレでのLED照明工場用地買収、石炭大手の中国中煤能源とオーストラリア企業のルブリン石炭層での共同炭鉱開発などがある。

16日にドゥダ大統領と会談した中国の張徳江全人代常務委員会委員長は、中国がポーランドを対欧州直接投資で最も魅力的な5カ国のひとつに位置付けていると述べた。中国は新シルクロード構想「一帯一路」の陸路の実現に不可欠として、同国に戦略上大きな関心を示している。(1PLN=30.74JPY)

上部へスクロール