自動車大手のフォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は7月27日、アルジェリア企業SOVACとの合弁工場を同国に開設した。北アフリカ市場の開拓を強化することが狙い。VWグループの複数のブランド車を生産する。
合弁会社SOVACプロダクションの工場を首都アルジェの南西280キロのレリザーヌに設置した。工場には組み立てラインが4本あり、生産能力は1日当たり200台。まずはVW「ゴルフ」「キャディ」、セアト「イビサ」、シュコダ「オクタビア」を製造。来年からはVW「ポロ」、シュコダ「ファビア」を追加する。従業員数は550人で、将来は最大1,800人へと拡大する予定だ。
SOVACはVWグループ車を2001年からアルジェリアで販売している。新会社の資本の過半数を持つ。