自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)が7月27日発表した2017年4-6月期(第2四半期)の営業利益は45億4,900万ユーロとなり、前年同期(18億9,900万ユーロ)の2.4倍に拡大した。販売増のほか、主力部門のVWブランド乗用車で進める収益力強化策が奏功した格好。比較対象の16年4-6月期はディーゼル車排ガス問題に絡んで引当金19億ユーロを計上しており、その反動も大きい。株主帰属の純利益は2.7倍の31億2,900万ユーロに拡大した。
売上高は4.7%増の596億6,500万ユーロで、売上高営業利益率は前年同期の3.3%から7.6%へと上昇した。
同社は販売増を受けて今回、17年12月期の売上成長率予測を従来の「最大4%」から「4%以上」へと上方修正した。