メルクが会計業務を低賃金国に移管

製薬・化学大手の独メルクが独経理子会社メルク・アカウンティング・ソリューションズ・アンド・サービシズ・ヨーロッパ(MASSE)で手がける会計業務を低賃金国に移管する。コスト削減が狙い。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じ、同社が7日に追認した。

MASSEの会計業務をフィリピンのマニラとポーランドのヴロツワフに新設した金融サービスセンターに移管する。これに伴いMASSEの従業員190人のうち135人を2020年末までに整理する。

MASSEは今後、経営資源を戦略業務に絞り込む計画で、新たに25人を採用。総員80人体制で業務を展開する。

上部へスクロール