内装部品の独アイスマン、ハンガリー工場を拡張

独自動車内装部品メーカーのアイスマン・オートモーティブがハンガリー北東部のニーレジハーザ工場の拡張に600万~650万ユーロを投資する。2018~19年に着工し、生産施設面積を5,000平方メートル強、拡大する。

ハンガリー子会社のベセルメーニエ社長は18日、子会社開設20周年式典で、「昨年、ニーレジハーザで取得した用地に新生産棟を建設する」と発表した。用地面積は既存工場の敷地とほぼ同じで、第1期工事として生産面積を3分の1拡大する。これにより、従業員数は200人増の1,100人となる見通しだ。

アイスマンは1964年創業の同族企業で、ドアパネルやセンターコンソールなどの内装部品、シフト・バイワイヤや変速レバーなどのシステム部品等を手掛ける。アウディ、ベントレー、BMW、クライスラー、フォード、メルセデス、ポルシェなどと取引がある。ドイツ、ハンガリーのほか、チェコ、スロバキア、メキシコ、中国、米国に生産拠点を持つ。2016年は5,000人強の従業員で4億6,300万ユーロの売上高を計上した。

初の国外拠点であるハンガリーには1997年に進出。2011年にはニーレジハーザ工場の拡張に15億フォリント(4,960万ユーロ)を投じた。ハンガリー子会社の2016年純売上高は215億フォリント(7,110万ユーロ)に上った。(1HUF=0.42JPY)

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