ドイツの1日当たりの軽油販売量は昨年1億2,100万リットルに達し、1999年(9,300万リットル)に比べ30%増加したことが、連邦統計局の発表で分かった。ガソリン販売量はこの間、41%減の6,600万リットルと大幅に減少しており、燃料販売に占める軽油の割合は45%から65%へと上昇した。
背景には軽油の税額が低いことがある。1リットル当たりの税額は47セントで、ガソリンの65セントを28%下回る。
最近は走行禁止論議を受けて軽油を燃料とするディーゼル車の販売が急速に落ち込んでいることから、この傾向が続けば軽油の需要は減少するとみられる。