ジャガー、新モデル「Eペース」で小型SUV市場に参入

英自動車メーカーのジャガーランドローバー(JLR)はコンパクトSUV市場に参入する。同社初の小型SUV「Eペース」を2018年初頭から市場投入する予定で、BMWの「X2」やアウディ「Q2」、メルセデスの次世代「GLA」などの競合となる。

「Eペース」は「レンジローバー・イヴォーク」や「ランドローバー・ディスカバリースポーツ」のアーキテクチャーを採用しているが、姉妹車と異なり自社生産ではなく、オーストリアの自動車受託生産メーカー、マグナ・シュタイアのグラーツ工場が担当する。2019年からは中国でも生産する予定。ディーゼル車とガソリン車が投入され、2リットル4気筒「インジニウム」エンジンを搭載する。最大出力は150PSから300PSのレンジがある。エントリーモデル(販売価格3万4,950ユーロから)を除き、すべて全輪駆動となる。

JLRは英国最大の自動車メーカーで、全世界に約4万人の従業員を抱える。英国のほか、中国、ブラジル、インド、スロバキアに完成車工場を持つ。2016年は60万4,009台を販売した。

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