三菱電機（東京都千代田）、ボッシュ（ドイツ）、ゲオプラスプラス（Geo++、ドイツ）、ユーブロックス（u-blox、スイス）の4社は8日、高精度GNSS（全地球航法衛星システム）測位サービスを提供する合弁会社サプコルダサービスを設立することで合意したと発表した。自動車、産業用、一般消費者（コンシューマー）市場向けに、インターネット配信や衛星配信を通じて、グローバルに利用できる高精度の測位サービスを提供する。
4社は、高精度の測位サービスの需要が高まる一方で、市場ニーズを十分に満たすサービスが不足しているとの判断から、センチメートル単位の精度を持つ測位サービスをグローバルに提供する合弁会社を設立することで合意した。同社のサービスは、システムインテグレーターや、自動車メーカー、受信端末メーカーなどに需要がある。また、オープンフォーマットであるため、様々な受信端末やシステムで利用することができる。
独自動車部品大手のボッシュは、高精度のGNSS測位サービスは、自動運転の実現に不可欠であると説明する。
ゲオプラスプラスは、位置特定用のGNSSソフトウエアを提供している。半導体メーカーのユーブロックスは、自動車市場、産業用市場、一般消費者市場向けに無線通信や測位用の半導体を製造している。