製薬大手の独バイエルは31日、血友病治療薬「BAY94-9027」の認可を米食品医薬品局(FDA)に申請したと発表した。同薬は血液凝固因子のうちVIII因子の欠損ないし活性低下が原因で発症する血友病Aの患者向けで、「コージネイト」「コバールトリイ」に続く同社3番目の血友病治療薬。
血友病の定期補充療法では現在、患者自身が薬剤を週2〜3回、輸注する必要がある。BAY 94-9027は長時間作用型の薬剤であるため、輸注頻度が少なくて済む。
コージネイトとコバールトリイの売上高は昨年、合わせて11億6,600万ユーロに上った。