独ヘラー、上海工場の生産能力を2倍に拡大

独自動車照明・電子部品大手のヘラーは8月30日、中国の上海工場を拡張すると発表した。2017年9月から新しい生産棟を建築し、2018年半ばから量産を開始する計画。その後、既存工場の大幅な改築を行い、段階的に同工場をヘラーにとって世界最大の電子部品工場とする計画。同工場の電子部品の生産能力はまず、年4,000万ユニット超となり、今後5年以内に2倍に拡大する予定。

上海工場では主に、中国市場向け製品を生産している。生産能力拡大により、現地の需要拡大に対応する。製品の幅は広く、エネルギー管理システムや運転支援システムなど、同社の電子部品分野のあらゆる製品シリーズを生産する。

ヘラーは4月には、2工場の建設を発表しした。一つはリトアニアの電子部品工場で、カウナス地域に拠点を設ける計画。もう一つは中国で、中国の北京汽車集団(BAICグループ)傘下の北京海納川汽車部件股彬有限公司(BHAP)と設立した合弁会社、北京ヘラーBHAPオートモーティブ・ライティング(HELLA‐BHAP)が、天津市の郊外に位置する武清区に照明システムの新工場を建設すると発表した。

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