シュコダ自、EVコンセプトカー「ビジョンE 」をIAAに出展

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社シュコダは、同社初の電気自動車(EV)のコンセプトカー「ビジョンE」を9月のフランクフルト国際モーターショー(IAA)に出展する。4月の上海モーターショーで発表した後、フロントのデザインを改良した。

このほか、Bピラーの廃止、逆開きドア、回転シート4席などが特徴。ドアミラーは無く、車両周辺の状況をカメラを通じてモニターに映し出す。インストルメントパネルのディスプレイのほか、中央部にタッチパネルディスプレイがあり、ドライバーと助手席の同乗者がエンターテインメントメニューや車両情報を見て操作できるようになっている。全ドアの内側に組み込まれたフォンボックスから、スマートフォンを無線充電できる。また、カメラがドライバーの運転状況を常に監視し、疲れを察知して警報するほか、健康状態が急変した際は自動ブレーキが作動する。

「レベル3」の自動運転機能を装備する「ビジョンE」は加速やハンドル、ブレーキ操作などが自動化されているほか、空いている駐車スペースを探して自動駐車する。同モデルは4輪駆動で、最高出力は225kW(306PS)。航続距離は最大500km、最高速度は時速180kmとなる。

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