米グーグルは11日、EUの欧州委員会が同社にEU競争法違反で巨額の制裁を科したことを不服とし、EU司法裁判所に提訴したことを明らかにした。
欧州委は6月、グーグルがインターネット検索市場での支配的地位を乱用し、買い物検索サービスで自社の商品比較サイトを優先的に表示し、公正な競争を妨げたと判断して、24億2,000万ユーロの制裁金支払いを命じたと発表した。競争法違反での制裁としては、過去最大規模となる。
グーグルは同制裁に加えて、9月28日までに反競争的な行為の是正を求められており、これに応じない場合は追加で制裁を科されることになっている。