三菱UFJ証券がオランダに現法設立、英のEU離脱に備え

三菱UFJフィナンシャル・グループは13日、傘下の三菱UFJ証券ホールディングスがオランダのアムステルダムに現地法人を設立すると発表した。英国のEU離脱に備えたもので、関係当局に認可申請手続きを申請する。

三菱UFJ証券は英国法人を通じて欧州の証券業務を行ってきた。しかし、英のEU離脱で、金融・証券会社などがEU加盟国のうち1カ国で認可を取得すれば、域内全域で活動することができる「パスポート制度」に基づく事業展開が不可能となるため、新たな現地法人をオランダに設立することを決めた。

日本の大手銀行・証券会社では、これまでに野村ホールディングス、大和証券グループ本社、三井住友フィナンシャルグループ、みずほ証券が欧州の拠点をロンドンから独フランクフルトに移転する方針を打ち出している。

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