後発医薬品大手の米マイランはこのほど、ハンガリー北西部コマーロムにある包装・試験・物流センターへの投資を継続する方針を明らかにした。同国を欧州戦略拠点と位置付け、長期的な事業運営を目指しているもようだ。投資規模など詳細は公表していない。
マイランは20年前にハンガリーに進出した。コマーロムのほか、ブダペストで欧州の財務・人事業務を担当するシェアード・サービス・センター(SSC)を運営し、同国での従業員数は650人に上る。
コマーロム拠点は2010年に設立。今では1億パッケージを超える医薬品を世界に供給している。同拠点への投資残高は6,000万ユーロに上る。
マイランによると、ハンガリー国内で循環器、消化器、中枢神経系(CNS)、アレルギー、痛み、感染症などに対する薬を約150種販売している。