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中東欧と西欧の所得格差、依然大きく

2017年9月27日発行 No.1034号

欧州労働組合研究所(ETUI)が21日に発表した欧州賃金格差に関する調査報告書(『What drives wage gaps in Europe?』)で、中東欧と西欧諸国の労働者間の所得格差が依然として大きいことが明らかになった。欧州労働組合連合(ETUC)は、北欧や西欧の賃金が高いのは労使交渉を通して賃金が公正なプロセスで設定されているためで、中東欧諸国も団体交渉を促進する法的フレームワークを整備し、賃金上昇を図る必要があると指摘した。

報告書によると中東欧11カ国の中で、高所得国であるドイツとの手取月額賃金の差(生計費水準調整後)が最も大きいのはルーマニアで944ユーロに上る。これにブルガリア(827ユーロ)、ハンガリー(841ユーロ)、ラトビア(820ユーロ)、クロアチア(659ユーロ)と続く。逆に賃金差が小さいのはリトアニア(313ユーロ)、スロベニア(377ユーロ)、チェコ(428ユーロ)だった。

年齢、教育水準、業界、職務も考慮に入れると、ドイツとの賃金格差はルーマニア1,058ユーロ、ブルガリア955ユーロ、ハンガリー948ユーロとさらに拡大。リトアニアも469ユーロの差がついた。

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