スウェーデンの安全システム大手オートリブ は14日、中国自動車大手の吉利汽車(Geely)から、自動運転用の77GHz帯の高解像度レーダーの開発を受注したと発表した。オートリブは年初には、吉利汽車から自動運転用のモノビジョン・カメラシステムも受注している。
77GHz帯レーダーは、車両周辺の検知性能の向上に寄与する。空きスペースの検知や、周辺にある複数の物体の区別、死角警告システムの精度向上、車両後方の安全確認などに活用することができ、例えば、車両後方のクルマの有無を確認して、自動運転で安全に車線変更することができる。
オートリブのモノビジョン・カメラシステムは、高度な画像処理アルゴリズムにより、車両や道路標識などを認識することができる。例えば、子供や自転車などを検知して、自動ブレーキ機能を作動させることができる。