サムスン電子、墺ティーティーテックと戦略提携

韓国のサムスン電子は9月14日、ネットワーク技術製品を供給するオーストリアのティーティーテック(TTTech)と戦略提携すると発表した。次世代の運転支援システムや自動運転システム向け技術の開発で協力する。また、サムスン電子はTTTechに7,500万ユーロを投資する。サムスン電子は、コネクテッドカー(つながる車)技術を得意とする米ハーマン・インターナショナルを買収するなど、自動車分野を強化している。

TTTechは独高級車大手のアウディと長期に渡る協力関係を築いており、アウディを傘下に持つフォルクスワーゲン(VW)・グループの高度自動運転システムの開発にも携わる。TTTechの安全技術は例えば、アウディ「A8」に搭載されている運転支援システムの中央制御装置「zFAS」に採用されている。

サムスン電子との協力では、欧州の自動車安全評価機関ユーロNCAPの新しい評価基準に対応するための製品や、車載インフォテイメントシステム向けのソリューションや完全自動運転車向けの新しいスケーラブルアーキテクチャをサポートする製品の開発などで協力する。

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