香港の電子部品大手がハンガリーに工場開設、アジア以外で初

香港の電子部品メーカー、天宝集団(TenPao)は5日、ハンガリー北東部のミシュコルツに工場を開所した。同社がアジア以外に生産拠点を設けるは初めて。洪光椅・最高経営責任者(CEO)は、ミシュコルツへの進出にはハンガリー政府のほか、独電子機器大手ボッシュの協力があったと述べた。ボッシュは同地に欧州最大の電動工具工場を持つ。

天宝集団はハンガリーに総額45億フォリント(約1,400万ユーロ)を投資する計画で、今回開設した工場はその第一弾に当たる。床面積は2,600平方メートル。当初は17人を雇用し、2021年までに300人へと増員する計画だ。生産高は2021年以降で年1億米ドルを見込む。

天宝集団はスイッチング電源(SMPS)の世界大手。2017年1-6月期の売上高は前年同期比20.5%増の13億7,580万香港ドル(1億5,000万ユーロ)、営業利益は8.2%増の1億2,140万香港ドル(1,300万ユーロ)だった。(1HUF=0.42JPY、1HKD=14.43JPY)

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