仏自動車大手のPSAグループは9月27日、中国自動車大手の長安汽車と、小型商用車(LCV)向けの新しい自動車プラットフォームおよび両社向けの新しい1トンピックアップを共同開発する合意書に署名した。両社は6月に当該プロジェクトについて基本枠組みで合意していた。共同開発する1トンピックアップは当初、中国市場の顧客とPSAグループの国外市場の顧客に販売する。
PSAによると、世界のLCV市場は2016年に1,400万台の規模だった。うち1トンピックアップは全体の18%を占めており、年5%のペースで成長している。
PSAは成長戦略「プッシュ・ツー・パス」において、LCVの販売を2018年までに2015年比で30%増、国外市場での販売は2021年までに3倍に拡大する目標を掲げている。
プジョーは6月には、東風汽車と共同開発したアフリカ市場向けのピックアップを発表している。長安汽車と開発する新モデルの追加により、成長市場のLCV事業を強化する。