ネット接続機能を持つスマート家電を利用するドイツの消費者の74%が機能に満足していることが、情報通信業界連盟(Bitkom)のアンケート調査で分かった。満足度が最も高い製品はシャッターで90%を記録。これにスマートテレビ(89%)、スマートメーター(89%)、スマートオーディオ機器(86%)、暖房(85%)、警報装置(84%)、スマート照明(79%)が続いた。
不満を持つ消費者は26%だった。具体的な批判としては「操作が複雑」が最も多く、43%に上った。これに「質の低いサービス」(33%)、「機能障害が多い」(27%)、「効用が少ない」(18%)が続いた。
「スマート家電で障害が発生したことがない」人は72%に上った。「過去1年以内に障害が発生した」は26%で、内訳(複数回答可)はネット接続の障害(65%)、停電(49%)、製品本体の故障(41%)となっている。
スマート家電所有者のうち52%は新たなスマート家電の購入を検討し、非所有者でも41%が1年以内に購入したいと考えていることも分かった。
調査は14歳以上の消費者3,169人を対象に実施された。スマート家電の所有者は全体の約10%(304人)だった。