チェコ自動車工業会(SAP)が10月25日発表した同国の1-9月の自動車・オートバイ生産台数は前年同期比4.2%増の105万9,010台となり、同期の最高を更新した。主力の乗用車は4.2%増の105万3,489台で、そのうち97万1,262台が輸出された。国内販売台数(8万4,792台)も好調な景気を背景に8%伸びた。
乗用車の生産台数をメーカー別にみると、最も多かったのは独フォルクスワーゲン(VW)傘下のシュコダで、13.2%増の63万9,529台だった。韓国の現代自動車は0.7%減の26万7,800台。トヨタ・プジョーシトロエン・オートモビル(TPCA)は17.2%減の14万6,160台と低迷した。
バスの生産台数は3.8%増の3,308台。チェコ唯一のトラックメーカーであるタトラの生産台数は30.6%増の1,144台と大きく伸びた。同じく唯一のバイクメーカーであるジャワは7.5%減の1,069台に後退した。