VWが風洞試験センター開設

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は6日、本社所在地ヴォルフスブルクに新たな風洞試験施設「風洞効率センター(WEZ)」を開設した。最新の技術を投入しており、同社は開発コストと時間の低減につなげる考えだ。

WEZは「乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法(WLTP)」に対応した施設で、床面積は8,800平方メートル。最大風速250キロの試験のほか、降雨・降雪・日射に対応した試験も行うことができる。気温はマイナス30度からプラス60度まで対応しており、極地や砂漠など遠隔地に出向く手間を大幅に軽減できる。また、風洞の環境設定に要する時間が従来の設備より大幅に短縮されたことから、開発時間の短縮にもつながる。

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