商船三井、ヤマルLNGプロジェクトのLNG船をCOSCOと共有

商船三井(MOL)は2日、ロシア・ヤマル液化天然ガス(LNG)プロジェクトに参加する100%出資の船舶保有会社に、中国海運最大手の中国遠洋海運集団(COSCO)が資本参加すると発表した。同プロジェクトに従事するLNG船4隻をCOSCOと共同保有することになる。出資比率は両社とも50%に変更される。

MOLは6月、同保有会社を通じてLNG船4隻の長期定期貸船契約を締結していた。

ヤマルLNGプロジェクトは、ロシア北極圏のヤマル半島の南タンベイスコエガス田に隣接するサベッタ港に、年産能力1,650億トンのLNG基地を建設するというもの。年内の生産開始と、2021年のフル稼働を目指している。プロジェクトにはロシア天然ガス2位のノバテクが50.1%、仏トタルと中国石油天然ガス集団(CNPC)が各20%、中国政府系のシルクロード基金が9.9%を出資する。

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