独工業用接着剤大手、日本子会社を設立

独工業用接着剤大手のデロはこのほど、横浜に100%出資の日本子会社を設立した。エレクトロニクス産業や自動車産業が盛んな日本のハイテク市場における地位を強化する。日本の顧客ニーズへの対応を改善し、特殊接着剤の販売拡大を目指す。

子会社の社名はデロ・インダストリアル・アドヒーシブズとなる。横浜には、販売提携先であるAPPEXが拠点を置くほか、東京に近く、主要な顧客が集まる名古屋や京都へのアクセスも良い事が決め手となった。

デロは1961年の設立で、従業員数は約560人。売上高は9,500万ユーロ(2017年3月31日時点)。子会社や提携先などを通して世界約60カ国で事業を展開している。国外事業を強化しており、ベトナムでは現在、販売提携の候補企業と協議している。

上部へスクロール