3人に1人が睡眠に問題

ドイツの成人の睡眠の質が悪いことが、技術者健康保険組合(TK)が15日発表したアンケート調査レポートで分かった。勤務時間が不規則な職業グループでは同割合が40%と高く、TKのイエンス・バース会長はデジタル化、国際化を背景に製造、物流、流通業の労働環境が大きく変化していることを指摘。こうしたニーズに人間の体内時計と睡眠欲は対応できないとして、企業と被用者のニーズを調和させることが大きな課題になっているとの見解を示した。

睡眠の質の悪い人の約50%では睡眠時間が5時間以下にとどまっていることも分かった。また、肩こりや背中の痛みを抱えている人は54%に上り、睡眠の質の良い人(同35%)を大きく上回った。「疲れやすいですか」との質問でも回答はそれぞれ44%、21%となっており、大きな開きがある。

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