格安航空のウィズエアー、利用客3倍化を目指す

中欧の大手格安航空会社であるハンガリーのウィズエアーが大幅な事業拡大を計画している。9年間で保有機材数を3倍強に増やし、利用客数も3倍に伸ばす目標だ。

4日付のハンガリー経済紙「ヴィラーグガズダシャーグ」によると、ウィズエアーは事業強化に当たり、すでに事業を展開している欧州市場などに重点を置く。独エアベルリンや英モナーク航空の破産だけにとどまらず、今後も市場淘汰が進むとみて、シェア拡大を目指す。

9年間で保有機材数を現行の87機から282機に増やす。従業員数も1万人強へ3倍化する。ヴァラディ社長は「300機に届けば、年間利用客で1億人突破も可能」と自信を示す。今年度(3月末決算)の利用客数は前年度比25%増の3,000万人を見込む。

2022年以降は省エネ型のエアバス「A320ネオ」の導入が始まる。燃料コスト削減分を運賃に反映させ、利用客の増加を図る。

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