BMW、ミュンヘンに電池セルのコンピテンスセンター建設

独自動車大手のBMWグループは11月24日、ミュンヘンに建設するバッテリーセルのコンピテンスセンターの定礎式を行った。バッテリーセル技術に関するグループ内のノウハウを同拠点に集約し、性能や寿命、安全性、コストの改善に向けた研究開発に取り組む。また、バッテリーセルのプロトタイプも生産する。同センターは2019年初めに完成し、稼働する予定。

BMWは同拠点に今後4年間で2億ユーロを投資する計画。従業員数は200人を予定している。同センターには、試験設備を持つ研究施設やプロトタイプを生産するための施設を整備する。

BMWは、同センターにおける研究開発を通して、化学、材料、様々な環境におけるセルの作動状況、セルの大きさや形状、生産技術など、バッテリーセルの価値連鎖(バリューチェーン)全体に関する分析・理解力を高める。これにより、BMWが設計し、生産を外部に委託するビルドトゥープリント生産方式(Build-to-Print)にも対応できるようにする。

上部へスクロール