スウェーデンの新興企業Uniti Swedenが開発した小型の電動シティーカー。炭素繊維やバイオ複合材料を使用しており、重量は約450キログラムに抑えている。電動ステアリングシステムを採用し、フルスクリーン・ヘッドアップディスプレイを装備する。ターゲット価格は約2万ユーロ。同社では、大都市の若年層向けの通勤カーや若いファミリー世帯のセカンドカーとしての需要を見込んでいる。
Uniti Swedenは、同モデルを2018年からスウェーデンのランズクルーナで年5万台を生産する計画で、2019年初めに出荷を開始する予定。2017年10月26日のプレスリリースによると、すでに915台の予約注文が来ているという。
独電機大手のシーメンスや独産業ロボット大手のKUKAロボティクスが生産パートナーとなっている。
資金調達では、インターネット経由で不特定多数の人の協力を得るクラウドファンディングを活用している。
同モデルの座席数はモデルに応じて2~4シートで、上に開くガルウィングドアを採用している。
独自動車専門誌『アウト・モートア・ウント・シュポルト』によると、同モデルは、出力15~40kWのインホイールモーターを装備する。リチウムイオン電池の容量は11kWhまたは20kWh。最高速度はモデルによって時速90~120キロメートル、航続距離は150~300キロメートル。停止した状態から時速80キロメートルへの加速性能は3.5秒となっている。