エストニアのバイオ炭メーカー、バルタニア(Baltania)は先ごろ、同国中部のヴァガリに工場を設置すると発表した。投資額は約4,500万ユーロで、そのうち2,500万ユーロを欧州連合(EU)の助成で賄う。2018年4-6月期に着工する予定。
新工場では木材を原材料に焙煎バイオ炭ペレットを生産する。年産能力は約16万トンで、北欧や中欧の公益事業会社に供給する。同バイオ炭はエネルギー密度が白ペレットやウッドチップに比べて高く、運搬コストも安価なため、石炭に代わる発電燃料として期待されている。
バルタニアは株式投資ファンドの蘭モメンタム・キャピタルの100%子会社。