モスクワの空港拡張計画、18年6月の完成目指す

モスクワのシェレメチェボ国際空港の拡張工事が進んでいる。官民連携(PPP)の同プロジェクトでは第2ターミナルと新滑走路の建設に加え、ターミナル間をつなぐ地下鉄道路線や燃料補給施設も新設する。総投資額は約28億ユーロ。来年6月にロシアで開催されるサッカー・ワールドカップに合わせて完成を目指す。

シェレメチェボ空港は世界200都市超を結ぶロシア第2位の国際空港。アエロフロート航空のハブ拠点で、利用客数は年間3,300万人、郵便物・カーゴ処理量は28万トンに上る。空港を運営するTPS アヴィア(TPS Avia)は、2026年までに旅客処理能力を8,000万人に引き上げることを目指している。

ロシアでは空港への投資が活発化している。カムチャツカ半島のエリリゾヴォ空港では2021年の完成をめどに、新旅客ターミナル、ホテル、鉄道駅の建設に2億1,400万ユーロを投資。ほか、ハバロフスク空港は新ターミナルに6,300万ユーロ、ウラル地方のチェリャビンスク空港はターミナル拡張に4,100万ユーロ、ボルガ地方のサラトフ空港は新ターミナルに2億2,600万ユーロを投資している。

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