独の17年成長率は2.2%、06年来の伸び率に

ドイツ連邦統計局が11日発表した2017年の国内総生産(GDP)は物価調整後の実質で前年比2.2%増(速報値)となり、06年来の高い伸びを記録した。プラス成長は8年連続。個人消費を中心に内需が全体を強く押し上げた。

17年は比較対象の16年に比べ営業日数が3日少なかった。このため、物価だけでなく営業日数も加味したベースでは成長率が2.5%に達している。

17年GDP(物価調整値)の内訳をみると、内需は2.2%増加した。設備投資が3.5%増となり、前年の同2.2%増から伸び率が拡大。建設投資の増加幅は前年を0.1ポイント下回る2.6%だった。内需に占める比重が最も大きい個人消費は2.0%増となり、前年(同2.1%増)に引き続き高い伸びを記録した。輸出は4.7%増で、前年の同2.6%増から加速。輸入の伸び率も前年の3.9%から5.2%に拡大した。

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