エルステ銀、スロバキアでオンラインバンク・プラットホームを導入

オーストリアの銀行大手エルステ・グループは15日、スロバキアでオンラインバンキングのプラットホーム「ジョージ(George)」の提供を開始したと発表した。チェコとルーマニアでも近くスタートし、年内に中東欧の7つの主要市場で利用できるようにする計画だ。

エルステによると、ジョージの利用者数はすでに200万人に上る。うち、150万人がオーストリア顧客で、同国のオンラインバンキング利用者の3分の1を占める計算となる。

ジョージは利用者の好みや必要性に合わせて画面デザインや機能などを自由に設定できるのが特徴という。また、オープン化されているため、フィンテック企業(ITを活用した金融サービス事業者)など第三者が提供するアプリを導入することもできる。

エルステでは年内に、オーストリア、チェコ、スロバキア、ルーマニア、ハンガリー、クロアチア、セルビアの7市場で単一の技術基盤としてジョージを導入する方針だ。

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