ハンガリー中央統計局(KSH)が11日発表した2017年11月の鉱工業生産高(確報値、稼働日調整済み)は前年同月比で3.4%増加し、伸び幅は前月の7.6%から4.2ポイント縮小した。
分野別でみると、構成比重の大きい製造業が3.1%増加したほか、エネルギーは3.7%、鉱山・採石業は74%増加した。
製造業では輸出の増加した「ベースメタル・金属加工品」と「ゴム・プラスチック・非金属鉱物」がそれぞれ11%、8.9%伸びた。製造業の12%を占める「コンピューター・電子・光学製品」は4.9%増加したほか、「機械・設備」(7.4%増)も堅調だった。
一方、鉱工業生産全体の約3割を占める「輸送機器(自動車含む)」は2.8%減少した。自動車部品の生産は伸びたものの、車両の生産が12.4%減と落ち込んだのが響いた。構成比で10.6%を占める「食品・飲料・たばこ」は0.5%減だった。