チェコのプラント建設会社UNISがロシア中部イワノボのポリエチレンテレフタラート(PET)の工場建設に参加する。同事業を推進するイワノフスキー・ポリエフィルニー・コンプレックス(IPK)が先ごろ発表したもので、UNISは一般請負事業者として新工場の設計や建設を行う予定。契約額は明らかになっていない。
新工場の年産量はPET繊維17万5,000トン、PET顆粒3万トンを予定する。総建設費は250億ルーブル(3億6,700万ユーロ)で、資金についてはロシア開発銀行のヴネシュトルクバンクのほか、ドイツとチェコの民間銀行が貸し付ける。2020年末に完成予定で、550人を雇用する。
同事業に必要な生産機材の調達や設置を行うのは独ティッセンクルップ傘下のプラント建設会社ウーデ・インベンタ・フィッシャーで、独エアリコン・ノイマクと共に生産技術の供与を行う。
イワノボでは新工場を中心に繊維産業クラスターの創出が予定されている。関連する中小企業のための工業団地も整備される見通しだ。(1RUB=1.95JPY)