欧州委がユーロマネー子会社立入調査、紙袋カルテル問題

欧州委員会は16日、紙袋の販売をめぐるカルテル疑惑で、関連企業に立ち入り調査を行ったことを明らかにした。対象企業は非公表だが、英金融情報誌「ユーロマネー」の子会社で、林産品の価格情報を提供するRISIが調査を受けたことを確認している。

欧州委は2016、17年に、複数の製紙メーカーがクラフト紙袋と業務用紙袋の販売でカルテルを結んでいる疑いがあるとして、関係各社に立ち入り調査を実施していた。今回の調査も同問題に関連したもので、EU内の1カ国で15日に行われた。

ユーロマネーは2017年、米国のRISIを1億2,500万ドルで買収していた。ユーロマネーによると、欧州委はRISIのブリュッセルにある事業所に立ち入り調査を実施したという。

上部へスクロール