アサヒグループホールディングのチェコ子会社で、同国ビール最大手のプルゼンスキー・プラズドロイは先ごろ、ロシア・カルーガでのライセンス生産を終了した。看板商品「ピルスナー・ウルケル」を高級ブランド化する戦略に基づき、今月から地元プルゼニだけで製造する。
プルゼンスキー・プラズドロイはロシアへの輸出が多いことを理由に、10年前からカルーガで現地生産を行ってきた。ただ、全生産量に占める比率は常に1%未満だったという。
2002年から11年までポーランドのティヒで生産したこともあったが、同社はこれを「マーケティング戦略上、誤っていた」としている。