スロバキアの12月インフレ率1.9%、前月から横ばい

スロバキア統計局が15日発表した2017年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で1.9%上昇し、上げ幅は前月から横ばいとなった。価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率は2.7%で、前月から0.1ポイント縮小した。

項目別では「食品・非アルコール飲料」が6.4%と大幅に上昇したほか、「雑貨・サービス」は2.5%、「宿泊・外食」は2.4%、「アルコール飲料・たばこ」は2.3%、「運輸(自動車用燃料を含む)」は2.2%の幅で上昇した。「医療(1.9%)、「娯楽・文化」(1.7%)、「教育」(1.1%)も前年同月を上回った。

一方、「住宅・上下水道・電気・ガス・その他の燃料」は0.8%下落した。「郵便・電気通信」は横ばいだった。

同国のインフレ率は2014年1月以降、ゼロからマイナスの水準が続いていたが、16年7月のマイナス0.9%を底に上昇に転じている。17年は6月の1%から0.1~0.4ポイントずつ上げ幅を拡大しており、加速傾向にある。

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