巨額の経常黒字で国際的な批判を受けるドイツはチョコレートの分野でも貿易黒字を計上している。連邦統計局が28日開幕のケルン甘味菓子見本市に合わせて発表したところによると、昨年1-11月のチョコ輸出量(チョコ以外のカカオ含有食品を含む)は数量ベースで前年同期比2.9%増の78万2,000トンとなり、輸入量(41万2,000トン)の約2倍を記録。輸出高は37億ユーロで、輸入高(19億ユーロ)の1.9倍に上った。
最大の輸出先国(数量ベース)はフランスで、全体の13.5%を占めた。2位は英国(11.9%)、3位はポーランド(8.4%)だった。
輸入先国ではベルギーが最大で、シェアは22.9%に上った。これにオランダ(20.4%)、スイス(11.3%)が続く。