米飲料大手コカ・コーラ子会社で中東欧事業を統括するコカ・コーラ・ヘレニック・ボトリング(コカ・コーラHBC)が、ハンガリー・ブダペスト郊外のドゥナハラスティ工場を拡張し、中欧最大の生産拠点に強化する。2020年の完了を予定している。投資額は明らかにしていない。
コカ・コーラHBCはすでにハンガリー子会社を通じて13ヘクタールの用地を購入した。プロジェクトが完了すると、ドゥナハラスティ工場は現行から50%拡大することになる。
コカ・コーラHBCはハンガリーから欧州25カ国に清涼飲料水、ジュース、ミネラルウォーターを出荷する。製品材料の3分の2は現地調達しているという。昨年の対ハンガリー投資は過去最大の60億フォリント(1,900万ユーロ)に上った。今年はこれをさらに上回る見通しだ。
コカ・コーラHBCは2012年にハンガリー政府と戦略投資提携協定を結んだ。以来、総額200億フォリント(6,500万ユーロ)超を同国に投資している。(1HUF=0.44JPY)