セルビア‐ブルガリア間ガスパイプライン、セルビア側着工へ

セルビアのブルナビッチ首相は1月29日、同国とブルガリアを結ぶ天然ガスパイプライン「セルビアン・ストリーム」の建設が間もなく開始されるとの見通しを明らかにした。まず、南東部のニシュとブルガリア国境に近いディミトロフグラード間で敷設工事を開始する。また、ギリシャ東部のアレクサンドロポリにある液化天然ガス(LNG)ターミナルからLNGを調達する交渉が行われていることも明らかにし、ガス調達先の多様化と、(CO2排出量を減らす)スマートエネルギー政策に資するものになると述べた。

新パイプラインを巡っては以前、セルビア国営天然ガス会社セルビアガスが1,500万ユーロを調達したと報じられていた。現地紙『ブリッチ』によると、セルビアガスはそれを元手にパイプラインを建設するセルビアン・ストリーム社(セルビアでの登録名はサウスストリーム・セルビアAG)の増資を行う予定だ。

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