ロシアの17年GDP1.5 %増、3年ぶりプラス成長に

ロシア連邦統計局(ロススタット)が1日発表した2017年の同国国内総生産(GDP、速報値)は前年比で1.5%増加し、3年ぶりのプラス成長となった。2016年は0.2%のマイナスだった。中央銀行は今年上半期の成長率を1~1.5%と予測している。

中銀の分析によると、実質賃金の上昇と消費者金融の拡大を背景に、個人消費が伸びて経済成長をけん引した。主要輸出品である原油の価格が回復したこともプラスに働いた。民間設備投資も年間を通じて前年を上回った。

今年通期の経済成長率は、ロシア経済発展省が2~3%、中央銀行が1.7~2.2%、世界銀行と国際通貨基金(IMF)が1.7%を予測している。

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