チェコ鉱工業生産、12月は2.7%増

チェコ統計局(CSU)が6日発表した2017年12月の鉱工業生産高(物価調整値)は前年同月比で2.7%増加し、8カ月連続でプラスとなったものの、上げ幅は前月の8.5%から5.8ポイント減少した。稼働日調整ベースでは8%の上昇。前月比(物価・季節調整値)では1.5%減少した。新規受注高の上昇率は6.8%となり、前月の3.3%から拡大した。

鉱工業生産の増加(前年同月比)に特に貢献した業種は自動車(10.3%増)、電子・光学機器(9.9%増)、金属加工品(4.3%増)。その他の非金属鉱物製品(11.4%増)、化学・化学製品(10.7%増)は上げ幅が2ケタ台に上った。

一方、ベースメタル(17.1%減)、その他の輸送機械(10.8%減)、機械設備の修理・設置サービス(4.5%減)は大きな足かせとなった。印刷・記録媒体(9.6%減)も振るわなかった。

12月の税込平均賃金は名目ベースで前年同月比6.5%増の3万2,268コルナ(約1,280ユーロ)だった。(1CZK=5.35JPY)

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