トルコ統計局(TUIK)が5日発表した1月の消費者物価指数(CPI)の上昇幅は前年同月比で10.4%となり、前月の11.9%から1.5ポイント低下した。インフレ率の低下は2カ月連続。過去12カ月の平均上昇率は11.2%だった。
構成比重が最大の「食品・ノンアルコール飲料」が8.8%の上昇にとどまった(前月は13.7%)。同じく比重の大きい「運輸(自動車用燃料を含む)」は16%となり、前月の18.2%から縮小した。ほかに上昇幅が大きかったのは、「家具・家庭用品」(13.5%)、「衣類・靴」(12.6%)、「宿泊・外食」(11.4%)、「その他の商品・サービス」(同)、「教育」(10.7%)、「住居費・公益料金」(10.2%)だった。
上げ幅が最も小さかったのは「通信」(0.3%)で、「アルコール飲料・たばこ」(0.9%)もわずかに上昇した。