チェコ統計局(CSU)が14日発表した1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.2%の増加にとどまり、上げ幅は前月から0.2ポイント縮小した。インフレ率の低下は3カ月連続。
構成比重の高い「自動車燃料含む運輸」が1%(前月は2.1%)、「食品・非アルコール飲料」は4.5%(同5.6%)の上昇にとどまり、全体を押し下げた。「郵便・通信」は1.2%、「衣料品・靴」は0.5%下落した。
上昇幅が大きかったのは「医療」(4%)、「ホテル・レストラン」(3.8%)で、「アルコール飲料・タバコ」(3.2%)、「住居・水道光熱費」(2.3%)、「教育」(1.5%)、「その他の財・サービス」(0.8%)も値上がりした。
同国の昨年のインフレ率は2.0%~2.9%の間で推移し、平均は2.5%だった。最低の2.0%を記録したのは4月、最高の2.9%は10月だった。